日経平均は120円安スタート、米株安や円高を嫌気
9日の日経平均株価は前日比120円09銭安の1万5194円32銭で寄り付いた。前日の米国株の下落を嫌気した売りが先行。ドル・円が101円台半ばと円高が進んだことも重しになった。ただ、売り一巡後は下げ渋る場面もみられ、午前9時15分現在、1万5200円台で推移している。
業種別では、野村ホールディングス <8604> など証券株の下げがきついほか、トヨタなど自動車株も軟調。個別では、前日まで7連騰のソフトブレーン <4779> が利益確定売りに押された。東京特殊電線 <5807> 、沖電線 <5815> など前日に活況だった電線株の一角もさえない。14年8月期第3四半期で経常減益の創通 <3711> も下落している。
半面、15年2月期第1四半期の決算や株式分割を発表した薬王堂 <3385> が急伸。第1四半期で増収増益のパル <2726> も買いが先行した。14年8月中間期業績予想を上方修正した乃村工芸社 <9716> も堅調。双葉電子工業 <6986> との資本提携締結を発表した三光合成 <7888> も物色されている。(編集担当:宮川子平)
9日の日経平均株価は前日比120円09銭安の1万5194円32銭で寄り付いた。
japan,economic
2014-07-09 09:00