日経平均は15円高、情報漏えい発覚のベネッセHDは売り気配
10日の日経平均株価は、15円65銭高の1万5318円30銭で寄り付いた。
前日のNYダウが78ドル高と3営業日ぶり反発したこともあり、日経平均も買い先行でのスタート。ただし、材料性に乏しいことから、積極的に買い上がる動きは見られていない。外国為替市場では、ドルが101円台半ばでもみあっている。
個別では、1Qの営業利益が3割増となったがエービーシー・マート <2670> が買い気配でスタート。3―5月の営業利益が4倍に拡大したと見られるマルエツ <8178> 、今2月期1Qが春物好調で大幅営業増益となったタビオ <2668> 、2月期の業績予想を上方修正した日本電線工業 <5817> などが買い気配となっている。
また、20年3月期に営業利益300億円を目指すとしたトッパン・フォームズ <7862> が急伸。実物大のガンダム実現に動くと報じられたバンダイナムコホールディングス <7832> も堅調となっている。
一方、最大2000万件超の情報漏洩が明らかになったベネッセホールディングス <9783> や、今2月期1Qは営業赤字が拡大した東京個別指導学院 <4745> が売り気配でスタート。今2月期3Q営業益が4.8%減となった明光ネットワークジャパン <4668> も売りが先行しており、米グーグルなどと訴訟を防ぐ特許連合を作ると報じられたキヤノン <7751> も弱い動きとなっている。(編集担当:片岡利文)
10日の日経平均株価は、15円65銭高の1万5318円30銭で寄り付いた。
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2014-07-10 08:15