IBJは6月の月次婚活会員数の続伸で2Q業績への期待を高めて反発
IBJ <6071> (JQS)は、17円高の1570円と3日ぶりに反発して始まり、分割権利落ち後安値水準からの再騰を窺っている。今年7月7日に発表した6月の月次データで、婚活会員数が、27万3000人と前12月期期末の23万人から増加しており、8月14日に発表予定の今期第2四半期(2Q)累計業績への期待を高めて買い再燃となっている。今年6月24日に安倍内閣が発表した「骨太の方針」で50年後に1億人程度の安定した人口構造を保持することを目指すとされたことも、婚活需要の拡大につながるとしてフォローの材料視されている。
■婚活会員数は前期末比4万人超、18%増の27.3万人と続伸
月次データは、今12月期に入って順調に増加しており、6月の婚活会員数は、オンライン会員数が、前期末の18万人から22万人へ4万人増の22.2%増、オフライン会員数が、同5万人から5万3000人へ3000人増の6%増と続伸し、両会員数合計で27万3000人と前期末の23万人から4万3000人増の18.6%増となった。また、婚活イベントの月間動員数も、前期期末の12月平均の1万6000人が2万4000人と50%もの動員増となった。日本最大級の婚活サイト「ブライダルネット」を中心にアクセス数が増加しており、新規出店やラウンジのリニューアルを進め、結婚式場やエステ情報を発信するトータルなブライダルサイトを展開、合コン・お見合いパーティーの開催本数も増加、成婚数が業界屈指となり、積極的に広告宣伝・販促費を投入していることなどが寄与している。
同社は業績も好調に推移し、今12月期業績は、売り上げ30億5000万円(前期比18.5%増)、経常利益5億1600万円(同15.2%増)、純利益3億1000万円(同15.2%増)と連続の過去最高更新を見込んでいる。今年5月14日に発表した今期第1四半期(1Q)業績は、売り上げ7億2300万円、経常利益1億3300万円、純利益8000万円で着地し、四半期決算が初作成となるため前年同期との比較はないが、期初予想の今期第2四半期(2Q)累計業績に対する利益進捗率は、59%と目安の50%を上回り、台湾などでの海外展開も加わり2Q累計業績への上ぶれ期待を高めている。
■25日線から大幅下方かい離と下げ過ぎで分割落ち安値水準から再騰窺う
株価は、今年3月末の株式分割(1対3)の権利落ちでつけた落ち後安値1542円から、同業態のブライダル関連のネット企業の新規株式公開を手掛かり材料に落ち後高値2498円まで約1000円高、再度の下値確認を続けている。25日移動平均線からは10%超の下方かい離と下げ過ぎであり、2Q決算発表を先取りして再騰展開が有力視される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
IBJ<6071>(JQS)は、17円高の1570円と3日ぶりに反発して始まり、分割権利落ち後安値水準からの再騰を窺っている。
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2014-07-10 09:45