ベネッセＨＤが急落、７６０万件の情報漏えいが発覚

　ベネッセホールディングス <9783> が売り気配でスタート。午前９時９分に２８０円安（６．４％安）の４０８０円で寄り付いた。 　同社は９日、グループ会社において顧客情報が７６０万件漏えいしたと発表。売り要因となった。 　ベネッセＨＤの発表によれば、漏えいしたのは進研ゼミの受講者リストなどで、氏名や住所、電話番号が流出。クレジットカード番号の漏えいは確認されいないという。流出件数は最大２０７０万件に達する可能性があり、警察に届け出て捜査を行っている段階としている。 　ネットを通じた外部からの不正ログインではなく、また、同社が「グループ社員の持ち出しではない」と明言していることから、同社側では今回の件の流出経緯について、ある程度把握しているものと見られる。（編集担当：片岡利文）