【今日の言葉】売買単価が急低下、中低株人気続く

  『売買単価が急低下、中低株人気続く』=東証1部の売買単価(売買代金÷出来高)が、急速に低下している。日々の売買単価を6日平均値に置き換えたデータでみれば、7月8日には853円と今年最低をつけている。5月9日の今年最高値979円から約13%の低下となっている。   売買単価の上昇するときは値ガサ株、逆に下がるときは中低位株がマーケットにおいて中心的に買われていることを意味している。   当然、値ガサ株人気のときは日経平均押し上げ効果があるわけだ。足元では日経平均は堅調なものの、もうひとつ上値を追う力に欠けている。この背景には売買単価の低下にみられるように、中低位株の方に元気があるためといえる。   売買単価の下値のフシは今年4月25日の852円、ここを下回ると3月7日の824円ということになってくる。   今年3月のときは、増配銘柄が増えたことにより、利回りの好い中低位株への人気が高まり売買単価が低下した。   足元では、9月中間期の配当取りには少々、早すぎる。このため、考えられるのは7月22日から始まる株価売買表示「銭」によるところが大きいとみられる。   法人等にとっては大量の資金を使って債券感覚で中低位株の売買を活発化することが予想されるため、この先、売買単価がさらに低下する可能性がありそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
『売買単価が急低下、中低株人気続く』=東証1部の売買単価(売買代金÷出来高)が、急速に低下している。日々の売買単価を6日平均値に置き換えたデータでみれば、7月8日には853円と今年最低をつけている。
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2014-07-10 13:30