日経平均終値は86円安、ベネッセHDが急落、ジャストは一時S安
10日の日経平均株価は、86円18銭安の1万5216円47銭と4日続落。
前日NYダウが3営業日ぶり反発したことから、日経平均は15円高の1万5318円で寄り付き。しかし、手掛かり材料難や、ドルが101円台半ばでもみあっていることから値動きは重く、その後はすぐにマイナス転換。ジリ安の展開となった。
後場は1万5200円台半ばでの攻防が続いたあと、午後2時過ぎに売り圧力が強まり、ほぼ安値引けとなる水準で取引を終えた。
個別では、最大で2000万件超となる情報漏洩について公表したベネッセホールディングス <9783> が急落。同情報を流用したと一部で報じられたジャストシステム <4686> は一時ストップ安を付けた。
また、今2月期1Qの営業赤字が拡大した東京個別指導学院 <4745> も急落している。
一方、サマンサタバサジャパンリミテッド <7829> は今2月期予想を上方修正しストップ高まで上昇。2月期の業績予想を上方修正した日本電線工業 <5817> や、1対2の株式分割が好感された日進工具 <6157> 、今2月期1Q業績の急拡大が観測されたマルエツ <8178> なども急伸した。
また、きょう新規上場となった鳥貴族 <3193> は公開価格の2.2倍となる6180円で初値を付けたあと、ストップ高まで上昇している。
業種別では、空運株のみ堅調で、他の32業種は下落。証券、海運、機械、パルプ・紙、情報通信株などが大きく売られた。(編集担当:片岡利文)
10日の日経平均株価は、86円18銭安の1万5216円47銭と4日続落。
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2014-07-10 14:30