ダイキョーニシカワは樹脂ボディで自動車軽量化を実現
ダイキョーニシカワ <4246> は6月20日の高値2049円からもみ合いに入っていたが、ここへきて商いがダウン、売り物が一巡の様相を強めてきた。業績は前2014年3月期に続き、今2015年4月期も連続して大幅増収益基調にある。割安訂正高の飛距離は大きい。
同社はマツダ <7261> 向けをはじめ、国内の各自動車向けに自動車部品を提供している。樹脂製品の分野で原料ブレンド開発から製品開発、設計、設計、製造までを手掛ける総合プラスチックメーカーである。自動車の内外装品の樹脂製品に加え、熱硬化性樹脂の技術を生かし、バスタブやキッチンカウンターなどの住宅設備関連の製品も製造している。
自動車メーカーは環境対策の一環として車の軽量化による燃費向上とともに車のコストダウンに注力しており、従来の金属部品は樹脂部品へと置き換えられつつある。軽くて自由度が高いプラスチックの技術を高め、従来は採用が困難であったエンジン部品や外板部品などの樹脂化を実現し、自動車の燃費向上と性能向上を図っている。
次世代に向けた樹脂ボディ、樹脂ガラスなどに重点的に取り組んできたが、樹脂ボディについてはダイハツ工業 <7262> の新型タントに採用され、樹脂化により約10キログラムの軽量化を実現し、歩行者保護性能の向上にも貢献。また、樹脂製バックドアでは世界のトップポジションを確保して、ブランドとしての認知力が進んでいる。
前2014年3月期は売上げ1085億2300万円(前期比23.8%増)、営業利益79億3200万円(同28.9%増)の大幅増収益を達成した。続く今2015年3月期も売上げ1180億円(前期比8.7%増)、営業利益87億円(同9.7%増)と、2期連続の最高益更新となる見込み。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ダイキョーニシカワ<4246>(東1)は6月20日の高値2049円からもみ合いに入っていたが、ここへきて商いがダウン、売り物が一巡の様相を強めてきた。
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2014-07-11 10:15