サムスンが3期連続で減益・・・原因を推測、問題点は「販促」にあり=中国メディア

韓国のサムスン電子はこのほど、2014年第2四半期の業績予想を発表した。営業利益は71億ドルとなったが、3期連続での減益となった。中国メディアの中国企業網は9日、減益に至った理由を推測する記事を掲載した。
記事は、サムスンが中国市場で巨額の広告費を投じ、芸能人を起用したプロモーションを実施していることを紹介する一方、「極めて簡単で効率の悪いプロモーションだ」と切り捨てた。
さらに韓流ブームが起きている中国市場において、韓国企業であるサムスンは日本企業よりも消費者へのアプローチが容易であるとする一方、サムスンは中国市場においてインターネットとソーシャルメディアを活用したプロモーションが不足していると指摘。
スマートフォン市場でサムスンのライバルであるアップル社は、芸能人を起用したり、巨額の広告費を投じたりせずとも、ブランドや文化に対して消費者に共感を抱かせることに成功していると論じた。
さらにVIVO、OPPO、小米といった中国のスマートフォンメーカーはインターネットやソーシャルメディアを活用していることを紹介。青少年ユーザーとの直接的な交流を行うことでブランドや理念を伝えることに重きを置いているとし、サムスンのような古びたプロモーションは行っていないと論じた。
また記事はサムスンのスマートフォン製品そのもののについても苦言を呈し、「製品にイノベーションが足りないのではないか」と主張。その理由として、韓国企業によく見られる「短期的な利益を追求する姿勢」に原因があると論じ、リスクをもたらしかねない挑戦を行わない傾向にあると論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) Francis Dean /123RF.COM)
韓国のサムスン電子はこのほど、2014年第2四半期の業績予想を発表した。営業利益は71億ドルとなったが、3期連続での減益となった。中国メディアの中国企業網は9日、減益に至った理由を推測する記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C) Francis Dean /123RF.COM)
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2014-07-11 10:45