中国15地域が14年版の最低賃金を発表・・・最高は上海、月額3万円で最低貴州の1.5倍

中国新聞社によると、中国で15行政区が、2014年の最低賃金を発表した。最も高いのは上海市で月額1820元(約2万9700円)で、最も低い貴州省と重慶市(1250元、約2万400円)のおよそ1.46倍だ。
15行政区のうち、1800元を超えたのは上海市と深セン市(1808元)の2カ所。天津市は1680元。北京市、山東省、内モンゴル自治区が1500元台。山西省、雲南省、四川省が1400元台。江西省、甘粛省が1300元台。陝西省、青海省、重慶市、貴州省が1200元台。
時間給では最も高い上海市が17元(約278円)、最も低い雲南省が12元(約196円)。
上記最低賃金の施行日は1月1日から7月1日までと、地域によって違いがある。
中国政府・人力資源と社会保障部によると、2011年には全国24カ所の省レベル行政区が最低賃金を引き上げた。引き上げ幅は平均で22%。12年は25カ所が引き上げ、上げ幅の平均は20.2%、13年は27カ所が引き上げ、上げ幅平均は17%だった。最低賃金の引き上げは減速しつつある。
香港では最低賃金が時給で定められており、現在は370円弱。台湾は月額で6万5000円程度。中国では富裕層が拡大し、「大富豪」も存在するようになったが、産業の底辺を支える労働者の給与は、大陸外の中華社会に比べれば、まだかなり低い状態だ。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF)
中国新聞社によると、中国で15行政区が、2014年の最低賃金を発表した。最も高いのは上海市で月額1820元(約2万9700円)で、最も低い貴州省と重慶市(1250元、約2万400円)のおよそ1.46倍だ。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-07-12 06:15