日経平均は5日続落、低位材料株物色へ=長島和弘
■今日の動きから
7月11日の東京株式市場、日経平均株価は52円43銭安の1万5164円04銭と5営業日続落となりました。日経225採用で値上り銘柄数は72、値下り銘柄数は143、変わらずは10。東証1部上場値上り550銘柄、値下り1140銘柄、変わらず125。全33業種中22業種が値下り。TOPIXも5日続落。マザーズは7日ぶりに反発。東証REITは続落しました。
ポルトガルの金融機関の財務体質に対する警戒感を背景に円高となったことを嫌気し、主力株中心に軟調展開となりました。
日経225採用銘柄では、キヤノン(東1: <7751> )が4-6月期が前年同期比1割増の営業利益1100億円前後との日経観測を好感し上昇しましたが、日経寄与度の高いファーストリテ <9983> やファナック <6954> が下落。主力の日立 <6501> 、トヨタ <7203> も下落し、方向感に乏しい展開が続きました。
東証1部市場では、沖電線 <5815> や宮越HD <6620> 、芦森工 <3526> がストップ高と買われるなど、仕手性の強い低位銘柄の上昇が目立ちました。
好決算や好材料を発表した銘柄のほか、値動きの良い銘柄を物色する動きが強まりそうだ。(執筆者:長島和弘)
好決算や好材料を発表した銘柄のほか、値動きの良い銘柄を物色する動きが強まりそうだ。
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2014-07-11 16:00