米国の不動産を「現金購入」する中国人、持ち出し制限の「回避方法」とは=中国メディア

 中国では1年間に国外に持ち出せる現金を「5万ドル」までに制限しているが、米国で不動産を購入する中国人の多くが現金で不動産代金を支払っているという。澎湃新聞は10日付で「どのようにして現金を持ち出しているのか疑わしい」と報じた。  記事は米ブルームバーグの報道として、ある中国人夫婦がカリフォルニア州の350万ドルもの豪邸を現金で購入したことを紹介、「彼らは米国で不動産を購入する無数の中国人のうちの1組」と伝えた。  さらに米国の不動産関連団体の最新報告を引用し、2013年4月からの1年間に中国人および香港人、台湾人が米国で購入した不動産総額が前年比72%増の220億ドルに達したことを紹介した。中国人が米国で購入する不動産の平均価格は53万ドルに達するというが、中国人が米国で不動産を購入する際の支払い方法は「大半が現金」であるという。  記事は、5万ドルの持ち出し制限があるなかで「数十万ドルもの不動産代金をどのようにして現金で支払っているのだろうか」と疑問を呈した。カリフォルニア大学ロサンゼルス校のエコノミストであるWilliam Yu氏の発言によるt、「一部の中国人はマカオのカジノでのマネーロンダリングや貿易会社の帳簿操作を通じて現金を米国内に持ち込んでいる」のだという。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国では1年間に国外に持ち出せる現金を「5万ドル」までに制限しているが、米国で不動産を購入する中国人の多くが現金で不動産代金を支払っているという。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-07-11 18:00