中国高速鉄道は「世界最長の鉄道網と安価なコスト」・・・世界銀行が評価=中国メディア

中国メディアの新浪財経によれば、世界銀行はこのほど中国高速鉄道について分析した報告書を発表し、「中国の高速鉄道網は世界最長でありながら、その建設コストは他国よりも30%ほど低い」などと指摘した。
記事は世界銀行が中国高速鉄道の建設コストが安く済む理由について分析を行ったことを紹介、建設コストを左右する要素としてはレール敷設するのに要する時間、沿線の地形、気候条件、整地などのコストがあげられると伝えた。
報告では、中国は高架橋によるレール敷設を多く採用することで整地コストや土地の買い上げを減らすことができたと分析。1キロメートルあたりの高架橋のコストは5700万元-7300万元(約9億3000万円-約11億9200万円)で、高架橋そのものについても設計の標準化を行うことでコスト低減につなげたと分析した。
また、小規模の高速鉄道駅の建設コストは1駅あたり約4000万元(約6億5300万円)であったと紹介、各高速鉄道プロジェクトの全体の1%から1.5%を占めたことを伝えた。一方、大規模な駅の場合は建設コストだけで130億元(約2120億円)に達したケースもあったようだ。
記事は、報告の分析として「欧州の高速鉄道建設コストが1キロメートルあたり2500万米ドル-3900万米ドル(約25億円-約39億円)、中国の場合は1700万米ドルから2100万ドル(約17億円-21億円)」と伝えた。さらに世界銀行のアナリストの声として、「中国は6-7年で1万キロを超える高速鉄道網を構築し、さらにそのコストは他国よりも遥かに安かった」と紹介した。(編集担当:村山健二)(写真はイメージ。「CNSPHOTO」提供)
中国メディアの新浪財経によれば、世界銀行はこのほど中国高速鉄道について分析した報告書を発表し、「中国の高速鉄道網は世界最長でありながら、その建設コストは他国よりも30%ほど低い」などと指摘した。(写真はイメージ。「CNSPHOTO」提供)
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2014-07-13 15:15