サムスン独自OS「Tizen」、再び挫折も落ち込む様子ナシ・・・「販売さえすれば、成功する」の期待か=中国

サムスンが独自に開発しているOS「Tizen(タイゼン)」を搭載するスマートフォン「Samsung Z」の発売が延期となったことについて、中国メディアの騰訊科技は13日、「タイゼン搭載スマホが再び発売延期になったことはサムスンが開発する独自OSが再び挫折したことを意味する」と論じる記事を掲載した。
記事は「Samsung Z」が当初、世界に先駆けてロシアで発売される予定だったことを伝えた。さらに、サムスンがこのほどモスクワで開催したタイゼン開発者会議で「Samsung Z」の発売延期を発表したことを紹介、「会議の参加者たちの多くは意外にも落ち着いていた」と伝えた。
報道によれば、モスクワ市内のホテルで開催された会議は「参加者は決して多くはなく、用意された座席は半分ほどが空いていた」という。
「会議参加者らはSamsung Zの発売延期に対して落ち込む様子は見せていなかった」と記事は伝え、すでに何度も発売が延期されたきたため耐性ができているのだろうかと論じた。また、「会議参加者らはSamsung Zの発売が延期になったとしても、実際に発売されれば成功を収めるものと信じているようだ」と伝えた。
続けて、サムスンはアプリケーションとサービスにおいて独自のプラットフォームを構築することでGoogleのOS「Android(アンドロイド)」依存からの脱却を図る方針と論じ、「一方でサムスンはGoogle、アップルとの正面対決を避けるためにロシアやインドのような新興市場に狙いを定めている」と伝えた。
また、会議参加者からはタイゼンが展開を計画しているアプリケーションストアをビジネスチャンスであるとみなす声が多く聞かれたことを紹介、「iOSやAndroidのアプリケーションストアでの激しい競争が拡げられている中、サムスンの持つ潜在的な力が与える、新しいストアと利益について考えてほしい」との声を伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
サムスンが独自に開発しているOS「Tizen(タイゼン)」を搭載するスマートフォン「Samsung Z」の発売が延期となったことについて、中国メディアの騰訊科技は13日、「タイゼン搭載スマホが再び発売延期になったことはサムスンが開発する独自OSが再び挫折したことを意味する」と論じる記事を掲載した。
(イメージ写真提供:123RF)
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2014-07-14 12:45