「世界経済に貢献」　「貧困撲滅への努力」　ＷＴＯ報道官が中国を高く評価＝中国メディア

　中国メディアの環球網は１１日、世界貿易機関（ＷＴＯ）のキース・ロックウェル報道官が環球網の取材に対し、「ＷＴＯ加盟後の中国は世界経済に極めて大きな貢献をした」と発言したことを伝えた。 　記事は、ロックウェル報道官が「中国が貧困撲滅のために行った努力は比類のないもの」と語ったことを紹介、さらに中国のＷＴＯ加入は中国自身だけでなく世界にとっても経済発展をもたらした有益な選択だったと評価したと伝えた。 　さらに世界の工場として中国が世界中に大量の貨物を輸出していることは広く知られているとしながらも、ロックウェル報道官が「中国が年に数兆ドルもの輸入を行っていることは見落とされている」と語ったことを紹介。ロックウェル報道官は、中国の輸入が増えたことでアジア経済は世界金融危機による影響を軽減できたと指摘した。 　また記事は、ロックウェル報道官が中国の改革開放を高く評価したことを紹介。「過去３０数年間において、中国の改革開放によって５億人が貧困から脱した」と述べたことを伝え、「中国が貧困撲滅において成し遂げた結果は比類のないもの」と中国を高く評価した。（編集担当：村山健二）（写真はイメージ。「ＣＮＳＰＨＯＴＯ」提供）