日経平均は132円高と6日ぶり反発、後場に一段高

 14日の日経平均株価終値は、132円78銭高の1万5296円82銭と6日ぶり反発。  前週末のNYダウが決算期待などで28ドルと反発したことで、日経平均も買いが先行。寄り付きは35円高の1万5199円となった。  前場は1万5200円前後でのもみ合いに終始したものの、後場に入ると先物主導の買いや、日銀金融政策決定会合など今後の重要イベントに対する期待感が株価を押し上げ、日経平均は午後2時台に148円高の1万5324円まで上昇した。  個別では、タングステンを使わない金型量産が報じられたダイジェット工業 <6138> がストップ高。今2月期1Qの大幅増益が好感されたディップ <2379> や、株式分割や株主優待の変更が話題となったクリエイト・レストランツ・ホールディングス <3387> も一時ストップ高を付けた。  また、3―5月期の営業益が4割増となった東宝 <9602> 、7月中間期業績予想を上方修正したミサワ <3169> などが急伸。今8月期3Q営業利益が黒字転換したアドテック プラズマ テクノロジー <6668> も大きく買われた。  一方、サイバーステップ <3810> は前5月期業績が最終赤字に転落しストップ安。今5月期純利益の大幅減益見通しが嫌気されたしたパソナグループ <2168> が急落したほか、今5月の11月中間期が大幅減益予想となるコスモス薬品 <3349> 、今8月期3Qの決算発表で材料出尽くし感が浮上したビックカメラ <3048> などが軟調となっている。  業種別では、情報通信、電力・ガス、タイヤ株、精密機器、ガラス・土石、医薬品株などが買われたが、海運、ノンバンク、パルプ・紙株は弱含んだ。(編集担当:片岡利文)
14日の日経平均株価終値は、132円78銭高の1万5296円82銭と6日ぶり反発。
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2014-07-14 15:15