ホンダは26週線抜けがあるか胸突き八丁、円相場の行方と決算発表待ち
ホンダ <7267> は、日足チャートでは25日線を挟んだモミ合い、週足では26週線まで戻し胸突き八丁の展開となっている。
とくに、26週線(3588円)を上抜けば今年1月24日以来、ほぼ6ヶ月ぶりとなるだけに足元での動きが注目される。
日足では前週末に3512円と下げ25日線(3559円)を下回った。しかし、週明け14日は54円高の3569円と25日線を回復した。このまま、今週末3500円台で引ければ26週線を抜いて買い転換となる。
年初来高値は1月6日の4320円、安値は4月28日の3292円で高値から約24%の下げ。この間のトヨタ株の約19%下げより大きいものだった。
これは、人気車「フィット」のリコールが続いたことを嫌気したためとみられる。ただ、材料としては4月の下げで織り込んだものとみられる。月間国内販売は消費税前の1、2、3月好調から4月は落ち込んだものの5月は回復に転じている。
期初の予想では今3月期は7.7%増収、営業利益1.3%増益、1株利益330.1円、配当は年88円(前期82円)の見通し。
7月29日に第1四半期決算の発表を予定しており、ここで、フィットの販売や通期業績の見通しが明るいものとなれば、現在のPERが10.8倍ていどと割安水準にあるため本格的反発も見込めそうだ。
足元では不透明な為替相場のもと、1ドル・100円台への円高の心配もあり、週足で26週線を突破することは難しそうである。
当面は第1四半期決算と円相場の動向を見守る展開だろう。引き続き25日線を挟んだモミ合いとみられる。深追いは避けるところだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ホンダ<7267>(東1)は、日足チャートでは25日線を挟んだモミ合い、週足では26週線まで戻し胸突き八丁の展開となっている。
economic
2014-07-14 15:15