ウエストHDが高値更新後に急失速、通期予想と配当予想を修正
ウエストホールディングス <1407> が寄り付き直後に19円高の1749円まで買われ、年初来高値を更新したものの、直後に失速。9時13分に142円安(8.2%安)の1588円まで下落するなど、目まぐるしい展開となっている。
同社は14日引け後、今8月期の通期業績予想、配当予想を修正。配当増額となったものの、株価が3月安値からきょうの高値まで45%超の上昇となったため、利益確定売りが出たもようだ。
通期の売上高は、従来予想の736億1100万円から610億円(前期比15.6%増)に引き下げた一方、営業利益は84億5700万円から85億9400万円(同33.4%増)に、純利益は45億2000万円から52億4000万円(同67.8%増)に増額している。
売上高は、消費増税の影響や補助金の終了などにより、個人向け住宅用太陽光発電の販売が縮小。当初予想から120億円超引き下げた。営業利益については、産業用太陽光発電システムやメガーソーラーの売上総利益率が計画を上回り、経費の抑制も寄与、従来予想から上積みとなっており、純利益は過年度に減損損失を計上済みの賃貸不動産の売却などにより、税金費用が軽減されることで増額修正している。
また、期末一括となる配当予想は、従来見通しの30円から50円(前期は実質30円)に増額修正している。(編集担当:片岡利文)
ウエストホールディングスが寄り付き直後に19円高の1749円まで買われ、年初来高値を更新したものの、直後に失速。
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2014-07-15 09:15