内外トランスは一段安、今期の損益予想を減額、中間期の配当予想は上方修正

 内外トランスライン <9384> は後場一段安。午後0時38分には95円安(6.29%安)の1415円を付けた。15日正午に発表した14年12月期損益予想の下方修正が嫌気された。  売上高予想は引き上げたものの、9月中間期で営業利益を6億円から3億3000万円(前年同期比29.8%減)に減額。最終損益は4億円の黒字から4億円の赤字(前年同期は3億700万円の黒字)に転じる見通しになった。通期についても、営業利益を13億円から11億円(前期比3.7%減)、純利益を8億5000万円から1億円(同86.3%減)に下方修正している。  輸出混載輸送が復調の兆しをみせたことで売上高は計画を上回る見込みだが、連結子会社における売掛金の回収遅延に伴う貸倒引当金の計上や訴訟にかかる引当、投資有価証券評価減などを計上することで減益予想に転じた。  ただ、配当予想については、中間期を従来予想の12円50銭から13円に見直し、年間33円に上方修正した。今期の利益水準の低下は一時的として、長期的な成長に合わせた利益還元を実施することが適切と判断した。(編集担当:宮川子平)
内外トランスラインは後場一段安。午後0時38分には95円安(6.29%安)の1415円を付けた。
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2014-07-15 13:15