日経平均は98円高で取引終了、買い一巡後は伸び悩む
15日の日経平均株価は前日比98円34銭高の1万5395円16銭と続伸して取引を終えた。米国株高や円高一服を背景に買いが先行。上げ幅を一時140円超に拡大したが、追加の手掛かり材料難で買い一巡後は伸び悩んだ。日銀は金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決定したが、市場の反応は限定的だった。イエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長の議会証言などを控えており、様子見ムードが広がったとの見方もあった。
個別では、ダイジェット工業 <6138> が連日でストップ高。15年5月期で大幅増益を見込んだ前沢工業 <6489> 、1部銘柄に指定された鈴木 <6785> 、ヤフー <4689> の宿泊予約サイトとのシステム連携を発表した比較.com <2477> などもストップ高を演じた。商用水素ステーションを開設した岩谷産業 <8088> も急伸。15年2月期第1四半期で営業益2.2倍の松屋 <8237> も大きく買われた。
半面、14年8月期業績予想を下方修正したサンヨーハウジング名古屋 <8904> は急落。15年2月期第1四半期で減収減益だったレナウン <3606> も売りが先行した。15年5月期で減益を見込んだインテリックス <8940> は一時ストップ安。ウエストホールディングス <1407> は利益確定売りが優勢となった。(編集担当:宮川子平)
15日の日経平均株価は前日比98円34銭高の1万5395円16銭と続伸して取引を終えた。
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2014-07-15 15:00