【村山貢司の気象&経済歳時記】2014年の気象を展望
2013年は世界的に異常気象が頻発した年であった。年明けから北米で季節外れの竜巻が発生したのを皮切りに、ヨーロッパ各地で大雨になった。夏にかけては各地で大雨と干ばつ、日本では記録的な高温になった。秋にフィリピンに上陸した台風は観測史上最大級の被害を出した。現在は温暖に伴う気候変動の初期であり、過去に経験のないような大規模な異常気象が頻発する時期に当たっている。
2014年も各地で様々な異常気象が発生するであろう。2014年の日本では年明けは寒気が入りやすくなっている。西日本を中心に低温であり、日本海側の地方は大雪になりやすい。春には猛烈に発達する低気圧が何度か通過し、連休前から30度を越える真夏日が出現するであろう。梅雨は全体的には空梅雨気味だが、局地的には豪雨になる見込みである。梅雨明けは早く7月から猛烈な暑さになるが、8月は天気が安定しないだろう。9月以降も残暑が厳しい見込みである。サクラの開花は例年より早く、早い時期から暑くなるため、経済への効果はプラスに働きそうである。(気象予報士&経済評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
2013年は世界的に異常気象が頻発した年であった。年明けから北米で季節外れの竜巻が発生したのを皮切りに、ヨーロッパ各地で大雨になった。
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2014-01-01 08:15