台湾離島と日本各地域のウィン・ウィン目指す・・・吉本興業が金門島に「よしもと47ご当地市場」をオープン

 吉本興業グループ傘下のよしもとクリエイティブ・エージェンシー(以下、よしもと)はこのほど、金門島に日本各都道府県の特産品を売る「よしもと47ご当地市場」をオープンした。金門島は福建省厦門(アモイ)市の約2キロメートルの島だが、台湾政府(中華民国政府)が支配を続けている。吉本興業は、同ショップの開設で、台湾の離島活性化の政策を応援すると同時に、日本各地の生産/製造業者の海外販売を実現する「ウィン・ウィン」のビジネス展開を目指す。  ショップは金門島のショッピングセンター「ウインド・ライオン・プラザ(WLP、風獅爺免税商店街)」に設けられた。日本側表記は「よしもと47ご当地市場金門WLP店」。台湾では「よしもと47ご当地市場」が「吉本47特選市場」と呼ばれる。  よしもとにとって「よしもと47ご当地市場金門WLP店」は、大阪ミナミのなんばグランド花月内に続く2号店で、海外1号店となった。  現在の金門島は観光地としての発展が続いている。台湾側観光客だけでなく、対岸の大陸からは年間120万人が訪れるという。吉本興業によると、日本各地のすぐれた特産品を、台湾人や大陸人に販売していく考えだ。  金門島におけるショップ開店は台湾政府の離島活性化政策を応援することになる。日本の産品/製品の質のよさは台湾人にも大陸人にも定評があり、ウインド・ライオン・プラザの邱復生董事長(会長)も吉本興業との協力関係で「日本の精緻な商品が金門島にもたらされる」と期待を示した。  日本では、各地の名産品・特産品に対する消費者の関心が高まっている。「よい品」、「特長ある品」を生産/製造する業者はあるが、企業規模などの問題で、関税や輸送費の問題が発生する海外での販売には困難が伴った。吉本興業によると、同社が一括して扱うことでコスト削減、リスクヘッジなどの効果が発生するので、各地の業者にとって、海外での販売をしやすくなる。  「よしもと47ご当地市場金門WLP店」はオープン初日の5日、台湾を中心とする中華圏で知名度の高い日本人タレントの佐藤麻衣が1日店長を務めた。よしもとによると、今後は所属芸能人がテレビ番組などで同店の話題に触れるなどで、認知度を高めていくことも考えているという。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF)
 吉本興業グループ傘下のよしもとクリエイティブ・エージェンシー(以下、よしもと)はこのほど、金門島に日本各都道府県の特産品を売る「よしもと47ご当地市場」をオープンした。金門島は福建省厦門(アモイ)市の約2キロメートルの島だが、台湾政府(中華民国政府)が支配を続けている。吉本興業は、同ショップの解説で、台湾の離島活性化の政策を応援すると同時に、日本各地の生産/製造業者の海外販売を実現する「ウィン・ウィン」のビジネス展開を目指す。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-07-15 18:15