キャリアリンク、市場環境は大きな追い風が吹く
キャリアリンク <6070> (東2)の上昇相場第2ラウンド入りが近そう。今2015年2月期の第1四半期の業績は売上げ28億7800万円(前年同期比16.1%減)、営業利益1億1500万円(同39.8%減)とやや低迷した。
同社は業務プロセスの一部を企画・設計から実施に至るまでを委託するBPO。及び情報システムなどを活用して顧客企業の売上げや利益を向上させるCRM事業が主力。当期はBPO関連事業で、官公庁向けの大型プロジェクトが前期に終了したほか、CRM関連事業でも大型のコンタクトセンター向け派遣案件が前期で終了したことが、大幅収減益の要因。
事業別では、主力のBPO関連事業は官公庁向けの大型プロジェクトが終了したが、業務開始が遅れていた民間企業向け大型プロジェクトが稼働。民間企業向けを中心に新規プロジェクト案件の受注も順調に進んでいる。CRM関連事業も、大型のコンタクトセンター向け派遣案件の終了はあったが、新規案件は緩やかに回復している。
今2015年2月期通期については、売上げ128億5600万円(前期比10.8%増)、営業利益3億5600万円(同20.1%増)の予想を据え置いている。第1四半期の営業利益1億1500万円は中間決算の見通し1億7600万円の66%を確保したことになる。
経営の効率化を求める時代の潮流を受け、企業がBPOを活用して業務の効率化やコスト削減を推進する動きが強まっている。さらに、BPOに求められる領域も拡大し、コア業務以外のさまざまな業務を外部へ委託する流れが進んでいる。
また、官公庁や外郭団体では財政健全化の流れを受け、民間への事業移管や業務委託など、「官から民へ」の流れはますます加速している。労働者派遣法の改正による規制緩和も行われる見込みで、同社にとって、市場環境は大きな追い風となっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
キャリアリンク<6070>(東2)の上昇相場第2ラウンド入りが近そう。今2015年2月期の第1四半期の業績は売上げ28億7800万円(前年同期比16.1%減)、営業利益1億1500万円(同39.8%減)とやや低迷した。
economic
2014-07-16 10:00