中国の「アジアインフラ投資銀行」設立計画、韓国で参加をめぐる「議論」活発化=中国メディア

中国がアジア各国と共同で設立を検討している「アジアインフラ投資銀行」について、中国の環球網は16日、「韓国では参加の是非をめぐって議論が活発化している」と伝えた。
記事は、韓国紙のソウル新聞が15日、「韓国はアジアインフラ投資銀行への加盟の条件として、投資銀行の副総裁に韓国人を起用すること、投資銀行の本部をソウルまたは仁川に置くことを中国側に提示した」と報じたことを伝えた。
さらに、韓国紙の文化日報が韓国政府高官の話として、「中国は韓国に加盟するよう説得しているが、韓国には投資に関する決定権は与えられない。韓国は騙された」と報じたと紹介した。
一方、韓国の国家行政機関である企画財政部はソウル新聞や文化日報の報道を否定し、「中韓はアジアインフラ投資銀行について2013年10月から話し合いを行っているが、報道の内容は事実ではない」と発表したことを紹介、韓国ではアジアインフラ投資銀行をめぐって憶測が飛び交っていることを示した。
また、韓国メディアの聯合ニュースは、「中国は韓国に対し、アジアインフラ投資銀行に加盟するかどうか、7月末までに回答を出すよう求めている」と伝えた。記事は「韓国にとって投資銀行への加盟は韓国の国際的地位向上につながる一方で、米国の反対も無視することはできず、韓国にとって“進退窮まる情況”となっている」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国がアジア各国と共同で設立を検討している「アジアインフラ投資銀行」について、中国の環球網は16日、「韓国では参加の是非をめぐって議論が活発化している」と伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-07-16 10:45