日経平均は9円安で取引終了、先物売りに押されてマイナス転換
17日の日経平均株価は前日比9円04銭安の1万5370円26銭と小幅続落して取引を終えた。全体的に方向感は欠け、個別株物色の様相が強かった。前日の米国株高を好感した買いが先行したものの、その後は上げ幅を縮小。後場は先物へのまとまった売りが観測されてマイナスに転じた。ドル・円がやや弱含んだことも重し。終盤は下げ渋ったものの、買い材料も乏しかったため、戻りは限定的だった。
個別では、大日本スクリーン製造 <7735> 、東京建物 <8804> 、SUMCO <3436> などが値下がり率上位。このほかでは、15年3月期第1四半期で営業益2ケタ減の小松ウオール工業 <7949> が急落。上場3日目のイグニス <3689> も下落した。連日ストップ高のダイジェット工業 <6138> や、前日急騰した夢みつけ隊 <2673> 、毎日コムネット <8908> は利益確定売りに押された。
半面、金属3Dプリンターの開発に成功したソディック <6143> がストップ高配分された。三井物産 <8031> との資本提携を発表した安川情報システム <2354> もストップ高。スマホメーカーへのeメール監査ツール導入や電子証拠開示支援システムの特許成立を発表したUBIC <2158> や、品川駅周辺の再開発計画が思惑を呼んだ鉄建 <1815> も一時ストップ高を付けた。株主優待制度の拡充を発表したカンダホールディングス <9059> も高い。(編集担当:宮川子平)
17日の日経平均株価は前日比9円04銭安の1万5370円26銭と小幅続落して取引を終えた。
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2014-07-17 15:00