韓国では珍しくない? 大企業の経営権をめぐる「骨肉の争い」=中国メディア

韓国最大の企業であるサムスン電子のイ・ゴンヒ会長が実兄のイ・メンヒ氏に相続問題で訴えられたのは2012年のことだった。中国メディアの環球網は15日、韓国の中央日報の報道を引用し、「韓国の大企業では経営権を巡って親族が骨肉の争いを繰り広げることは珍しいことではない」と論じた。
記事は、サムスン電子の財産を巡る騒動は世界中の注目を集めたとし、さらに韓国の大企業40社のうち17社で骨肉の争いが発生していることを紹介。
続けて、ロッテの辛格浩会長は、実弟であり農心集団の辛春浩会長との間でラーメン事業を巡ってトラブルを抱えていると伝えたほか、泰光(テグァン)グループでは兄妹間の遺産争いが起きていると伝えた。ほかにも、暁星グループや錦湖アシアナグループでもトラブルがあることを紹介した。
さらに「韓国の大企業を舞台に発生した骨肉の争いのうち、もっとも有名な騒動は現代集団で起きた経営権争いだ」とし、骨肉の争いによって現代グループが現代自動車グループや現代重工業グループなどに分裂してしまったと伝えた。
記事は韓国の京郷新聞の報道として、「ロッテのように莫大な財産を持つグループの後継者候補にとって、兄弟という血縁関係など眼中になく、残されるのは怨恨と仇だけだ」と伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
韓国最大の企業であるサムスン電子のイ・ゴンヒ会長が実兄のイ・メンヒ氏に相続問題で訴えられたのは2012年のことだった。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-07-17 16:15