ビーム サントリー、英伝統の酒類コンペでウイスキー最高賞を受賞

 ビーム サントリーのウイスキー「響21年」と「ノブクリーク シングルバレル リザーブ」がイギリスの世界的な酒類コンペティション「ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)2014」で、最高賞「トロフィー」を受賞した。また、ジャパニーズウオツカ「Ao(アオ)」もウオツカ部門で「トロフィー」を受賞し、サントリー酒類はメーカー(ディスティラー)の中から1社に贈られる「ディスティラー オブ ザ イヤー」を3年連続(4回目)で受賞した。(写真は授賞式の様子、サントリーホールディングス提供)  「ISC」は、スコッチウイスキーの本場であるイギリスで、毎年開催される酒類コンペティション。ウイスキー部門、リキュール部門などに分かれ、その受賞結果は、世界の酒類業者が注目している。ウイスキー部門では世界のウイスキー蒸留所のブレンダーなど11名の審査員が、エントリーされた400品を超える世界のウイスキーをブラインドテイスティングして賞を決定するという審査方法をとっている。  各部門には「金賞」「銀賞」「銅賞」に加え、金賞受賞製品の中でカテゴリー最高賞として「トロフィー」が設定されている。また、「ディスティラー オブ ザ イヤー」は、高品質で多彩な製品を生み出したメーカー1社のみに授与され、極めて栄誉ある賞として位置づけられている。  ウイスキー部門で「トロフィー」を受賞した「響21年」は、酒齢21年以上の超長期熟成のモルト原酒と、円熟グレーン原酒を入念に吟味し、丁寧にブレンド。21年ものならではの重厚なコシや気品のあるコクと、フルーティで甘美な熟成香が特長。  また、「ノブ クリーク シングルバレル リザーブ」は、シングルバレル(単一樽)からとれる原酒のみを使用した、力強い熟成感が感じられる赤みがかった琥珀色のバーボンウイスキー。日本未発売で発売時期は未定。  ウオツカ部門で「トロフィー」を受賞した「Ao」は、米ニューヨークの一部で販売されている日本国産米を100%使用したプレミアムウオッカ。こちらも、日本未発売で発売時期は未定。  ビーム サントリーは、2014年5月1日にサントリーホールディングスが米国のビーム社を買収して世界第3位のプレミアムスピリッツメーカーとして誕生したばかり。年内をめどにサントリー酒類のスピリッツ事業との統合を目指している。  今回の受賞についてビーム サントリーのChairman兼CEOのマット・シャトック氏は、「ウイスキーのグローバルリーダーを担うビーム サントリーにとって、今回の受賞は2つの企業に脈々と受け継がれてきた伝統や品質に対する真摯な姿勢、そして、卓越したウイスキーづくりの技術を反映したものと、大変意義深く受け止めています」と喜びを語った。(編集担当:風間浩)
ビーム サントリーのウイスキー「響21年」と「ノブクリーク シングルバレル リザーブ」がイギリスの世界的な酒類コンペティション「ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)2014」で、最高賞「トロフィー」を受賞した。(写真は授賞式の様子、サントリーホールディングス提供)
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2014-07-18 15:00