【高見沢健のマーケット&銘柄ウオッチ】イエレン議長の議会証言に見るアメリカ経済
注目のイエレンFRB議長の議会証言が終わった。ゼロ金利政策については「量的緩和終了後も相当な期間、これを維持するのが適切だ」と述べ、とくにインフレ率が長期に安定して2%を超えてくる必要がある、と指摘した(足元のインフレ率は1.5%)。
米国経済の緩やかな改善は改善は継続しているが完全な回復には至っていない。利上げについては、FOMCの見通しを上回って、経済が加速するようなら、利上げ時期は現在の予想より早まるかもしれない、との認識を示しつつも、景気が確かな回復軌道に乗ることを確認しなければならない。現状では、今年に入ってからの住宅市場の動向には概ね失望しているし、雇用の量ではなく質の面での改善も十分ではない、とした。
ただ、株式や不動産などの価格水準について、一部のモメンタム株(高PER株)は許容レベルを超えているが、これらを除けば歴史的に整合性がとれている、と述べ、資産バブル懸念を明確に否定した。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
注目のイエレンFRB議長の議会証言が終わった。ゼロ金利政策については「量的緩和終了後も相当な期間、これを維持するのが適切だ」と述べ・・・。
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2014-07-19 08:00