世界最大規模の免税店が中国に・・・韓国が警戒するワケとは=中国メディア

中国海南島の三亜市に建設中の世界最大規模の免税店が9月1日から試験営業を開始することを受け、韓国では「上顧客」とも言える中国人観光客が韓国の免税店を利用しなくなるのではないかとして危機感が高まっている。中国メディアのBWCHINESEが報じた。
記事は、海南島が中国で「アジアのハワイ」とも称されるリゾート地であることを紹介。続けて、試験営業を控えた免税店は高級ホテルやレストラン、娯楽施設が一体となった複合施設であり、「中国本土だけでなく、海外の観光客にとっても人気を集める可能性が高い」と伝えた。
また、韓国の免税店をめぐる現状について、「売上総額の6割が中国人観光客によるもの」と紹介、「中国人依存」といっても差し支えない状況にある韓国では三亜市の免税店に対して危機感が高まっていると報じた。
記事は韓国の免税マーケットの規模は中国の約2倍にあたる6兆3000億ウォン(約6200億円)で世界一であると紹介。一方、中国では免税マーケットが年間で約60%の割合で急成長を続けており、10%の成長率にとどまる韓国を数年以内に抜き去る見通しであると伝えた。
続けて、韓国の免税ビジネスの関係者の発言として、「三亜市の免税店によって韓国の免税マーケットが即座に打撃を受けるわけではない」とする一方、長期的に見れば大きな影響を受けることは避けられないと伝えた。(編集担当:村山健二)(写真はBWCHINESEの18日付報道の画面キャプチャ)
中国海南島の三亜市に建設中の世界最大規模の免税店が9月1日から試験営業を開始することを受け、韓国では「上顧客」とも言える中国人観光客が韓国の免税店を利用しなくなるのではないかとして危機感が高まっている。中国メディアのBWCHINESEが報じた。(写真はBWCHINESEの18日付報道の画面キャプチャ)
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2014-07-19 10:45