日経平均は80円高スタート、業績修正の東京製鉄が買い気配

 22日の日経平均株価は、80円71銭高の1万5296円42銭で寄り付いた。  日本の連休中、米国ではNYダウが前週末に123ドル高と大幅反発、週明けの21日は48ドル安と反落した。ウクライナでのマレーシア機墜落事故で地政学リスクの高まりが警戒されているが、株式市場は一進一退の様相となっている。  日経平均は前週末の154円安の反動もあり、80円高でのスタート。その後に上げ幅は100円を超えた。外国為替市場ではドルが101円半ばともみ合っている。  個別では、中間期および通期業績予想を上方修正した東京製鉄 <5423> が買い気配でスタート。4―6月期の純利益が大幅拡大したジャフコ <8595> や、4―6月期営業利益が過去最高を更新と観測されたコムチュア <3844> 、中間期が経常増益予想に転じるイクヨ <7273> なども買い気配となっている。  ほかにも、6月中間期の営業益が過去最高と見通された三菱鉛筆 <7976> や、新工場の設立で「クックドゥ」を増産と報じられた味の素 <2802> 、アジアで線材を増産との報道があった神戸製鋼所 <5406> に買いが先行している。  一方、今12月期予想を大幅減額したenish <3667> が売り気配でのスタート。業績予想を下方修正したカゴメ <2811> や、今7月期を営業減益予想に修正した明豊エンタープライズ <8927> が大幅安となった。今3月期1Q営業益が35%減となったゲンダイエージェンシー <2411> も売りが先行している。(編集担当:片岡利文)
22日の日経平均株価は、80円71銭高の1万5296円42銭で寄り付いた。
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2014-07-22 09:15