日経平均終値は127円高、東製鉄、カプコン、清水建など高い

 22日の日経平均株価終値は、127円57銭高の1万5343円28銭と4日ぶりに反発した。  前日の米国NYダウは48ドル安と反落したが、前週末に大幅高していたことや、前週の波乱相場の要因となったウクライナのマレーシア機墜落事故において、ロシア・欧米の緊張がやや収まりつつあることから、日経平均は80円高の1万5296円で寄り付いた。  その後はやや手掛かり難ながら、日経平均は前週末の急落の反動もあり、ジリジリと上昇。午後0時37分には177円高の1万5392円まで買われ、後場は1万5300円台でのもみ合いが続いた。  個別では、韓国企業などと合弁会社を設立したシーエスロジネット <2710> や、6月中間期予想を上方修正した青山財産ネットワークス <8929> がストップ高。米国での共同出資会社設立が報じられたインフォコム <4348> は一時ストップ高を付けた。  また、中間期および通期業績予想を上方修正した東京製鉄 <5423> 、アジア向けにオンラインゲームの投入を発表したカプコン <9697> をはじめ、中間期が経常増益予想に転じたイクヨ <7273> 、中期経営計画の前倒しが報じられた清水建設 <1803> などが大幅高となっている。  一方、今12月期予想を大幅減額したenish <3667> が急落。前週急騰の反動安が続いた安川情報システム <2354> やダイジェット工業 <6138> が大幅安となったほか、野菜飲料の不振で業績予想を下方修正したカゴメ <2811> 、6月中間期業績が減益予想に転落した小野測器 <6858> なども大きく売られた。  業種別では、鉄鋼、非鉄金属、建設、ガラス・土石、保険株などが堅調。海運、タイヤ、ノンバンク株などが弱い動きをみせた。(編集担当:片岡利文)
22日の日経平均株価終値は、127円57銭高の1万5343円28銭と4日ぶりに反発した。
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2014-07-22 15:00