高値から100円下の京写に仕込み妙味、16年3月期の1株益50円も

【月足チャート診断】   京写 <6837> (JQS)の2013年末株価は、前年末比104円高の315円と買われた。とくに、昨年は5月に415円まで上伸、権利修正では2005年12月以来の水準に躍進した。   片面プリント配線板を月間で東京ドーム約10個分を製造する世界ナンバーワンの力が評価されているといえる。業績は海外工場での省力化効果から今3月期の営業利益は35.5%増益見通しで1株利益は36.9円に向上する。   さらに、中期経営計画では2016年3月期には営業利益率6.0%(前期3.7%)を掲げていることから、これをもとに1株利益を推定すれば50円以上が見込まれる。   一方、昨年の安値は170円(4月)で、足元の株価は高値と安値の「中間値」(292円)を大きく上回っており買方の回転が利いている。年5円配当に対する利回りは1.5%ていどだが業績向上に伴い、近い将来、増配は期待できるだろう。今期予想1株利益でのPERは8.5倍、さらに2016年3月期の期待値でのPERなら6倍台にすぎない。割安有望銘柄といえる。   24ヶ月線との関係では、現在の乖離率は約50%ていど。決して低い数値ではないが、過去、2010年頃には乖離率100%の実績もある。マーケットの人気が1部市場から新興市場に移れば持ち前の足の軽さを発揮することになるだろう。   恐らく、1~3月中には昨年の高値415円を抜いて500円へ挑戦することが予想される。高値からちょうど100円下げの315円前後は好仕込み場といえるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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2014-01-03 18:00