日経平均は23円高で寄り付く、米株高を好感も上値限定的

 23日の日経平均株価は前日比23円88銭高の1万5367円16銭で寄り付いた。ウクライナでのマレーシア航空機の撃墜で犠牲者の遺体の移送が始まったと伝わり、地政学リスクがやや後退したことで前日の米国株が上昇したため、東京市場でも流れを引き継いだ。ただ、これから本格化する国内企業の決算発表を見極めたいとするムードも強く、朝方の時点で日経平均の上値は限られている。  個別では、14年9月中間期業績予想を上方修正した鉱研工業 <6297> 、15年3月期第1四半期で大幅増益のメルコホールディングス <6676> や前期業績予想と配当予想を上方修正したレーザーテック <6920> 、株式分割を発表したOCHIホールディングス <3166> などが買い気配スタート。教育資金の非課税制度延長が報じられ、東京個別指導学院 <4745> や学研ホールディングス <9470> なども買われた。  半面、ライツイシューによる資金調達を発表したアンジェス MG <4563> は売り気配。15年3月期第1四半期で赤字転落の両毛システムズ <9691> や第1四半期で大幅減益のアイティフォー <4743> なども下落している。(編集担当:宮川子平)
23日の日経平均株価は前日比23円88銭高の1万5367円16銭で寄り付いた。
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2014-07-23 09:15