オーエスジーは中期経営計画の達成に確実度強まる

  オーエスジー <6136> は好業績指向の投資家の買いニーズを吸収し強調相場を維持している。1月24日の年初来高値2094円に後一歩の水準にあるが、実態的には高値更新から新展開に踏み込む余力は十分だ。   7月11日に発表された今2014年11月期の5月中間決算は営業利益が78億1800万円と、前年同期比50%の増益を確保した。自動車・航空機向けを中心に工具の販売が伸長、円安効果も加わったことが大幅増益の要因。11月期通期については、営業利益150億円と、前期比16%増の見通しを据え置いた。   しかし、中間決算発表後はレーティングの最上位への引き上げ、レーティング最上位継続、今期の増額修正など、アナリスト筋から高い評価が相次ぎ、好業績評価の本格的な動きはまだ先に残されていると思われる。   同社は、タップ、エンドミル、ドリル、転造工具などの機械加工用工具を手掛けている。そして同社が目指すのは、タップ、エンドミル、ドリル、転造工具の主力製品のシェァトップ。その先では世界トップの穴加工用切削工具の座を目標にしている。   今期をスタートに中期経営計画を推進中だが、最終年度の2016年11月期には、売上げ1000億円(前11月期883億円)、営業利益170億円(同128億円)を目標に掲げている。そのために、最先端技術を活用した製品を開発し、新規ユーザーを開拓するとともに、フラッグシップ製品を開発し、ボリュームアップゾーンでシェアアップを狙う。   アナリスト筋では今期の営業利益増額の見方が強く、中期経営計画は余裕を持ってクリアーできるものと見られている。中期的な成長を確認できた姿は、株価の天井を押し上げる方向に働きそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
オーエスジー<6136>(東1)は好業績指向の投資家の買いニーズを吸収し強調相場を維持している。1月24日の年初来高値2094円に後一歩の水準にあるが、実態的には高値更新から新展開に踏み込む余力は十分だ。
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2014-07-23 10:15