SPKは高値を射程圏、1Q好決算で17期連続増配を見直し割安修正買いが増勢

  SPK <7466> は、6円高の1923円と3営業日続伸し、1月21日につけた年初来高値1976円を射程圏に捉えている。前日22日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算を発表、2ケタの増益転換で着地したことを評価して割安修正買いが増勢となっている。合わせて、今期配当を17期連続の増配と予想していることを見直し高配当利回り買いも相乗している。 ■完全子会社化した谷川油化興業の業績も一部上乗せ   1Q業績は、前年同期比11.0%増収、14.9%経常増益、15.4%純益増益と増益転換し、2Q累計業績対比の利益進捗率は、48~46%と目安の50%をほぼクリアした。国内営業本部の売り上げが、消費税増税前の駆け込み需要の反動で販売が落ち込んだものの、今年2月に完全子会社化したオートケミカル用品事業を展開する谷川油化興業(神奈川県横浜市)の業績が上乗せとなって前年同期比4.6%増となったことを筆頭に、海外営業本部の売り上げも、為替レートの安定による受注回復が顕著で中東アフリカ、北中南米、欧州などの各地域が売り上げを大幅に伸ばして同16.7%増となり、工機営業本部の売り上げも、建機・産業機械メーカーの好調な国内需要に支えられて好転、部品納入額が大幅に増加し同28.8%増と伸びたことなどが寄与した。   2Q累計・3月通期業績は期初予想に変更はなく、3月通期業績は、売り上げ370億円(前期比5.2%増)、経常利益15億2000万円(同2.5%増)、純利益9億7000万円(同25.3%減)と見込んでいる。純利益は、前期に谷川油化の完全子会社化に伴い負ののれん益4億3000万円を計上し、この反動減による減益転換であり、実質は連続の過去最高更新となる。配当は、年間59円(前期実績57円)と17期連続の増配を予想している。 ■PER10倍台、PBR0.7倍、配当利回り3.0%の割安修正で2000円大台活躍も   株価は、年初来高値から全般調整相場の波及で同安値1765円まで調整し、下げ過ぎとして1900円まで水準を上げたあと、25日移動平均線水準での中段固めを続けてきた。PERは10倍台、PBRは0.7倍、配当利回りは3.0%と割安であり、高値奪回から2007年3月以来の2000円大台での活躍が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
SPK<7466>(東1)は、6円高の1923円と3営業日続伸し、1月21日につけた年初来高値1976円を射程圏に捉えている。
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2014-07-23 10:30