【今日の言葉】GDP下方修正と伝家の宝刀

  『GDP下方修正と伝家の宝刀』=政府は2014年度の実質GDPを1.4%から1.2%へ下方修正した。企業の設備投資は堅調だが、個人消費と住宅投資が芳しくなく、輸出も思ったほど伸びていないという。消費増税の反動が出ている姿といえる。   マーケットでは、「年初以降、政府は経済が重要といいながら、実際には集団的自衛権などの政治的問題ばかりに傾斜し経済は手抜きといえる状態だった。結局、追加の金融緩和もなかった。株価がもたつくのも当然だ」(中堅証券)との見方だ。   注目となるのは、このままでは、次の消費税10%への引き上げは難しくなることだ。このため、政府が消費税10%を見送るか、それとも、これから経済に全力投球して予定通り10%へ進むかということが焦点となるだろう。   もし、消費税10%を見送れば財政再建は遠のき、公約違反と判断して外国人投資家の売りを呼ぶ心配がある。   となると、伝家の宝刀、「日銀の金融緩和」で景気を刺激、同時にカジノ構想、地方創生といった政策が登場することは大いに期待できそうだ。   もしもここで、外国人投資家に売られて株が下がっては、アベノミクスは台無しとなるだけに、黒田日銀の登場ということになるのではなかろうか。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
『GDP下方修正と伝家の宝刀』=政府は2014年度の実質GDPを1.4%から1.2%へ下方修正した。企業の設備投資は堅調だが、個人消費と住宅投資が芳しくなく、輸出も思ったほど伸びていないという。
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2014-07-23 12:00