台湾貿易センター、先端ICT新製品発表会でデルタ、ハイウィンなど紹介

台湾貿易センター(TAITRA)は2014年7月23日、東京ビッグサイトで開催されるTECHNO-FRONTIER2014の「Taiwan Excellence」パビリオンで台湾企業の製品が多数展示されることに合わせて、展示会会場において、台湾のICT(情報通信技術)分野の新製品について紹介する記者会見を開催した。台湾貿易センター東京事務所所長の陳英顕氏は、「台湾のGDPは年率2.98%と予想される緩やかな成長を続けている。台湾企業は鴻海(フォックスコン)、TSMCなどグローバル市場で活躍している企業に加え、年率2ケタの成長を遂げている有望企業が少なくない。今回の展示会を通じて、台湾企業の国際競争力について理解を深めていただきたい」と語っていた。
台湾貿易センターが開催した製品発表会で紹介されたのは、台湾政府経済部が国家プロジェクトとして世界に発信する台湾製品に授与している「Taiwan Excellence Selection(台湾精品)」に選ばれた4社の代表的な製品群。
電力および温度管理ソリューションのグローバルカンパニーであるデルタ電子、直動製品の大手メーカーであるハイウィン、モーターファンの専業メーカーのサンオン、そして、ストレージやマルチメディアなどにおいて世界的に活躍しているトランセンド。各社それぞれに、日本市場に投入する戦略製品について紹介した。
また、製品発表会では台湾政府を代表して台北駐日経済文化代表処の副代表である余吉政氏が挨拶に立って、「台湾と日本は経済的な結びつきだけでなく、人材面での交流も活発に行われている」と、日本と台湾の良好な関係を紹介。2013年に台湾から日本を訪れた人数は延べ234万人となり、「これは台湾の総人口の10%を占める規模。これほど、多くの台湾人が訪問する国は日本以外にない」と語った。
台湾企業が多数参加しているTECHNO-FRONTIER2014は、2014年7月23日から7月25日まで、東京ビッグサイト東1-3ホールで開催されている。
(写真は、台湾貿易センターが開催した台湾製品発表会で会見した関係者。前列の右から台湾貿易センターの陳英顕氏、台北駐日経済文化代表処の余吉政氏、台湾区電機電子工業同業公会の欧正明氏。後列は、デルタ電子、ハイウィン、サンオン、トランセンドの関係者。サーチナ撮影)(取材・編集担当:徳永浩)
台湾貿易センター(TAITRA)は2014年7月23日、東京ビッグサイトで、台湾のICT分野の新製品について紹介する記者会見を開催した。(写真は、台湾貿易センターが開催した台湾製品発表会で会見した関係者。サーチナ撮影)
china,economic
2014-07-23 15:00