日経平均は14円安で取引終了、決算発表の本格化前で様子見
23日の日経平均株価は前日比14円72銭安の1万5328円58銭と小幅ながら反落して取引を終えた。
米株高を好感した買いが先行したものの、積極的に上値を追うような動きはみられず、朝方にマイナス圏へ沈んだ。下値も限られ、前場は押し目買いを支えに底堅かったが、これから本格化する国内企業の決算発表を前に様子見ムードも広がって買いの勢いは乏しく、後場はマイナス圏での推移が目立った。
個別では、ライツ・イシューの実施を発表したアンジェス MG <4563> が急落。15年3月期第1四半期で営業益34%減の石塚硝子 <5204> は後場に下げ幅を拡大した。第1四半期で大幅減益のアイティフォー <4743> もさえない。前日ストップ高のランドビジネス <8944> や森組 <1853> などは利益確定売りに押された。ガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> は中間期で増収増益が報じられたものの、市場予想に届いていないこともあって朝高後に値を消した。
半面、15年3月期の純利益予想を上方修正した宮越ホールディングス <6620> は連日でストップ高を付けた。セルシード <7776> などバイオ株の一角は阪大病院での心臓手術成功が伝わったことで連想買いが流入。孫への贈与非課税制度の延長報道をきっかけに、学研ホールディングス <9470> は年初来高値を更新した。(編集担当:宮川子平)
23日の日経平均株価は前日比14円72銭安の1万5328円58銭と小幅ながら反落して取引を終えた。
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2014-07-23 15:00