熱中症対策に注力、環境省イベントも応援=電解水素水の日本トリム
電解水素水を生成する整水器を製造・販売する日本トリム(本社・大阪市北区)はこの夏、熱中症対策に力を入れている。環境省が25日に東京都渋谷区のハチ公前広場で主催する熱中症予防イベント「ぐったリーマン救出プロジェクト’14」には、応援企業として参画。22日付の同社ニューズ・レターでも「熱中症予防と水習慣」を特集した。
ニューズ・レターでは、立命館大学スポーツ健康科学部の後藤一成准教授を取材。後藤准教授は、熱中症の予防のためにはまず、熱をうまく放出できる体づくりである「暑熱順化」が有効と説明。最近では夏でも冷房設備の整った快適な環境で過ごすことが多いので、20-30年前と比べると、日本人の暑さへの対応力が衰えているように思えると指摘した。
後藤准教授は、海外における極端な高温多湿下での試合に臨むスポーツ選手は、出発前に高温の部屋で体を慣らすトレーニングをすると紹介。
「暑熱順化」のトレーニングは筋力や持久力向上のためのトレーニングに比べれば比較的短期間で完了できる。本格的に暑くなる前に、1日に20-30分程度、ジョギングやウオーキングなどの有酸素運動を、1週間程度続ければよいという。
しかし運動選手ならばともかく、1日に20-30分のトレーニングを1週間毎日するのは難しい場合もある。後藤准教授は、そのような場合には、日々の生活における予防を大切にとアドバイスした。要は体の内部、つまり食道温や直腸温などの「深部温度」を必要以上に上昇させないことだという。
とにかく、水をこまめに何回にも分けて飲むことが「簡単だが最も有効な方法」だ。のどの渇きを感じた時にはすでに体温が上昇しているので、その前に水を飲むことが大切だ。
といっても、1度に500ミリリットルあるいは1リットルと大量に飲んだのでは、吸収されない分が排出されてしまう。つまりコップ1杯程度、つまり200ミリリットルぐらいを運動する前から、そして運動中にも定期的に飲むようにする。
さらに、大量に汗をかいて体重がそれこそ1キログラムも減ってしまう場合には、汗とともにナトリウムなどの電解質が失われてしまう。そこで電解質を含んだ水が有効だ。
スポーツ選手でなくても、強度の運動や炎天下の作業を行い大量に発汗した場合には意識して電解質を含んだ水を摂取することが必要だ。
電解質を含んだ水分としてはスポーツドリンクがよく知られるが、スポーツドリンクは意外にカロリーが高く、1リットルも飲むとかなりの炭水化物を摂取することになる。また、スポーツドリンクでは大量に摂取すると電解質の取り過ぎにもなりかねないので、市販のスポーツドリンクを水で薄めて利用するスポーツ選手も多いという。
熱中症予防のための水分は、常温より冷やすのがよく、ただし冷やし過ぎも飲みにくいので、冷蔵庫で冷やしたぐらいの温度がよいという。
人は1日に2.5リットル程度の水分を排出しているので、それと同じ量の水分を補給する必要がある。ただし料理などからも水分を摂取しているので、飲み水としては1日1-1.5リットルぐらいを、数回に分けて飲む習慣を身に着けるのがよいという。
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日本トリムは環境省が25日に主催する熱中症予防イベント「ぐったリーマン救出プロジェクト‘14」にも応援企業として参画する。同イベントでは街頭で「暑さでぐったりしている働く人に」対する「声がけ」を募る。メッセージカードに相手へ送る「声がけ」と、相手の住所・氏名も記入してもらう。
相手には後日、日本トリムの「カラダ還元ウォーターI’m fine」(500ミリリットル入り)と、熱中症予防に関する情報が満載された「週刊熱中症予防強化新聞」を添えて、メッセージが届けられる。「声がけ」に協力してくれた人にも、同じ「カラダ還元ウォーターI’m fine」1本をプレゼントする。
「週刊熱中症予防強化新聞」は本イベント用の日本トリム仕様で、熱中症になりにくいカラダ作りの情報を「ひと涼み豆知識」として紹介する。
日本トリムは1982年の設立。東証一部上場。家庭用整水器販売を主軸とした事業を展開し、これまでに86万台を超える販売実績がある。電解水素水の利用では、人工透析へ応用した『電解水透析』や、農作物の灌水に利用した『還元野菜』の栽培など、医療分野や農業分野、工業分野での様々な応用を実現した。(編集担当:中山基夫)
電解水素水を生成する整水器を製造・販売する日本トリム(本社・大阪市北区)はこの夏、熱中症対策に力を入れている。環境省が25日に東京都渋谷区のハチ公前広場で主催する熱中症予防イベント「ぐったリーマン救出プロジェクト’14」には、応援企業として参画。22日付の同社ニューズ・レターでも「熱中症予防と水習慣」を特集した。
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2014-07-23 17:15