日本がBRICSの「新開発銀行」を冷めた目で見るワケ=中国メディア

 新興5カ国(BRICS)が「新開発銀行」を設立することで合意したことが世界の注目を集めていることに対し、香港メディアの文匯報は21日、上海国際問題研究院信息所の陳鴻〓所長「日本だけは注目の内容が違う」とし、なぜ日本は「新開発銀行」を冷めた目で見ているのかと論じた。(〓は文へんに「武」)  記事は、日本の大手メディアが「新開発銀行」設立を大々的かつ詳細に報じていると伝え、なかには中国駐在の記者をブラジルまで派遣したうえで現地で取材を行わせている大手紙もあると紹介。  さらに「中国の発展の速度が上がるにつれ、日本では神経質なほど中国に対して敏感になっている」とし、日本の大手紙が中国駐在の記者をわざわざブラジルにまで派遣したのは日本の神経質さを示す良い事例だと論じた。  続けて、日本の各大手紙は主義や主張はそれぞれ異なるものの、「新開発銀行」設立については「中国以外の4カ国については非難せず、中国ばかり批判している」との見解を示した。  さらに、日本の各紙が「中国ばかり批判」する理由として、「日本の世論が求めていることであり、日本が国家戦略として中国と対立することを決めているから」と推測し、日本の対中関係においては各紙の論調はほぼ一致していると主張、「それこそが日本の核心的利益なのだろう」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
新興5カ国(BRICS)が「新開発銀行」を設立することで合意したことが世界の注目を集めていることに対し、香港メディアの文匯報は21日、上海国際問題研究院信息所の陳鴻〓所長「日本だけは注目の内容が違う」とし、なぜ日本は「新開発銀行」を冷めた目で見ているのかと論じた。(〓は文へんに「武」)(イメージ写真提供:123RF)
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2014-07-24 10:00