日本電産は連日の新高値、１５年３月期業績予想の上方修正を買い材料視

　日本電産 <6594> が連日で年初来高値を更新し、午前９時２０分に１９４円高（２．８９％高）の６９００円を付けた。２３日引け後に１５年３月期業績予想の上方修正を発表し、買い材料視された。ただ、修正後の通期予想が市場コンセンサス（営業利益で１１００億円超）に届かなかったこともあり、買い一巡後は短期的な出尽くし感も意識されて上げ幅を縮めた。 　１４年９月中間期の売上高を４５００億円から４６００億円（前年同期比７．１％増）、営業利益を４５０億円から５００億円（同２７．１％増）に引き上げ、通期では売上高を９５００億円から９６００億円（同９．７％増）、営業利益を１０００億円から１０５０億円（同２３．４％増）に修正した。中間期・期末ともに２７円５０銭を計画していた配当も、各３０円の年間６０円に見直している。 　電産グループでは、第１四半期で営業益２５．５％増の日本電産コパル電子 <6883> や営業益２８．８％増の日本電産リード <6833> も年初来高値を更新したが、日本電産と同様、その後は伸び悩んでいる。（編集担当：宮川子平）