中国の債務総額、短期間で急増に「金融危機と隣合わせ」と英紙報道も=中国メディア

中国メディアの参考消息は23日付で、英紙フィナンシャル・タイムズの報道としてスタンダードチャータード銀行がこのほど、中国の2014年6月末時点における債務総額が対GDP比で251%に達したとの試算を発表したことを伝えた。
報道によれば、中国の14年6月末時点における債務総額の対GDP比は08年末時点の147%から急激に増加したという。記事は、中国の債務総額が急速に膨れ上がっていることは「懸念を抱かせるもの」だとし、他国の経験上に照らしあわせた場合、「ほとんどのケースで金融危機と隣合わせ」と伝えた。
続けて、コンサルティング会社の龍洲経訊の陳龍エコノミストの言葉として、「債務総額の対GDP比が高い国はいずれも高所得の先進国であり、新興国としての基準に照らし合わせれば、確かに中国の同比率は高い水準にある」と紹介。続けて、陳龍エコノミストが「中国は富む前に巨額の負債を抱えてしまった」と語ったことを伝えた。
記事は、フィナンシャル・タイムズが「中国は08年の金融危機の際、経済成長の減速を食い止めることに成功したが、その代償として借入への依存を深めてしまった」、「中国の債務総額の対GDP比は6カ月で17%も上昇した」と論じたことを紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの参考消息は23日付で、英紙フィナンシャル・タイムズの報道としてスタンダードチャータード銀行がこのほど、中国の2014年6月末時点における債務総額が対GDP比で251%に達したとの試算を発表したことを伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-07-24 13:45