日経平均44円安、前場は小幅高でもみ合い、後場に下げ転換
24日の日経平均株価終値は、44円14銭安の1万5284円42銭と続落。
前日の米国株式市場ではNYダウが小幅反落したが、S&P500指数は過去最高を更新。ウクライナ情勢の落ち着きもあり、日経平均は21円高の1万5350円で寄り付いた。
前場の日経平均は中国経済指標の好調で一時的に上げ幅を拡大したものの、小幅高でのもみ合いで推移。一方、後場に入ると手掛かり難から売り圧力が高まりマイナス転換、午後2時前には下げ幅が96円に達する場面もあった。
個別では、6月中間期業績予想を上方修正した電算システム <3630> が大きく値を下げ、4―6月期営業利益が4割以上増加と報じられたマツダ <7261> も利益確定売りに見舞われた。
今3月期の業績および配当予想を上方修正した日本電産 <6594> や、9月中間期予想を増額した日本航空電子工業 <6807> 、米高級ブーツ企業を買収したエービーシー・マート <2670> は朝高後にマイナス転換している。
一方、ラオックスとの業務提携が好感されたセキド <9878> や、抗がん剤の研究が米論文誌に掲載されたキャンバス <4575> 、5月に下方修正した前6月期業績予想を増額修正したアイスタイル <3660> 、4―6月期営業益が2倍増のもようと見込まれたデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC) <4281> などがストップ高。
また、1対2の株式分割や米企業の買収を発表したキトー <6409> や、今6月期予想で2ケタ増収増益を見込んだゲンキー <2772> 、国内証券による新規レーティングが好感されたイオンディライト <9787> 、実質増配予想となる今8月期末配当を発表した夢の街創造委員会 <2484> が急騰している。
業種別では、鉄鋼、情報通信、ノンバンク、非鉄金属、鉄道株などが売られ、空運、自動車、タイヤ株などが底堅い動きとなった。(編集担当:片岡利文)
24日の日経平均株価終値は、44円14銭安の1万5284円42銭と続落。
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2014-07-24 14:45