キヤノン、中間期は営業益26%増、通期は売上高予想のみ下方修正

 キヤノン <7751> は24日引け後、14年6月中間期の決算を発表した。同時に14年12月期(通期)の売上高予想を下方修正している。  中間期の売上高は前年同期比0.6%増の1兆7951億800万円、営業利益は同26.2%増の1931億8800万円、純利益は同19.6%増の1284億5800万円だった。コンパクトデジタルカメラが市場縮小の影響を受け、インクジェットプリンターが消費税率引き上げで売上が減少。ただ、収益性の高い高付加価値製品へのシフトや生産体制の最適化で工場稼働率が向上したほか、円安の影響もあり、売上総利益率は改善した。  通期業績予想は、売上高を3兆8600億円から3兆7800億円(前期比1.3%増)に引き下げたが、営業利益は3650億円(同8.2%増)、純利益は2400億円(同4.1%増)と従来計画を据え置いた。  24日終値は26円高の3414円。(編集担当:宮川子平)
キヤノンは24日引け後、14年6月中間期の決算を発表した。同時に14年12月期(通期)の売上高予想を下方修正している。
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2014-07-24 16:15