京都・然花抄院の涼菓「雪花霜」、夏に美味しい抹茶カステラと人気化

49年ぶりに「前祭・後祭」の山鉾巡行が復活して話題になった京都・祇園祭は、7月31日に開催される神事、疫神社夏越祭で、約1カ月間にわたる祭りが終了する。京都はいよいよ本格的な夏を迎え、京都室町の然花抄院(ぜんかしょういん)では「雪花霜(せっかそう)」の季節になる。カステラをベースとしたアイス「雪花霜」は、夏場の暑い時期でもカステラの美味しさが楽しめると、贈答やお土産品としての人気も高まっているという。(写真は、「雪花霜」。提供:然花抄院)
「然花抄院」は、呉服商が建ち並び、千利休が茶の湯を伝えたもてなしの地、京都・室町通り沿いに2009年8月、本店がオープンした。本店とした店舗は、元禄13年(1700年)に建立され、築300年以上の歴史がある町屋で、中庭のある店内には、茶寮やギャラリーが併設され、多くの人々が訪れている。2012年には東京の渋谷・ヒカリエ ShinQsにも出店、渋谷で京都の雰囲気と共に甘味が味わえるスポットとなっている。
「雪花霜」は、抹茶カステラで抹茶アイスクリームを挟んだ季節菓子。抹茶は京都産。心地よい冷たさとともに、口の中に抹茶独特の上品な香りが広がるのが特徴で、ほどよい食感のカステラが、豊かな味わいをプラスしている。特に、アイスクリームがやや溶けるまで待つと、カステラ生地の柔らかさ、しっとり感が際立ち、抹茶の風味とともに京都の夏を強く感じさせる。然花抄院と言えば、紙の器で焼き上げる「然」かすてらが有名で、カステラの美味しさは折り紙つき。
「雪花霜」は、長さ12センチほどに切り分けられ個包装されているのを、好みの大きさに切り分けて楽しむ。賞味期限は冷凍で180日。冷凍便での宅配も可能。価格は、単品が税込432円、8個入りセットで税・送料込みで5143円。販売は、然花抄院の京都室町本店、渋谷ヒカリエ ShinQs店、または、然花抄院オンラインショップで行っている。(編集担当:風間浩)
カステラをベースとしたアイス「雪花霜」は、夏場の暑い時期でもカステラの美味しさが楽しめると、贈答やお土産品としての人気も高まっている。(写真は、「雪花霜」。提供:然花抄院)
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2014-07-24 18:00