日経平均は58円高スタート、ドル・円の上昇を好感、ファナックが買われる
25日の日経平均株価は前日比58円04銭高の1万5342円46銭で寄り付いた。為替市場でドル・円が101円台後半とやや円安に傾いたことから、株式市場では幅広い銘柄に買いが先行した。15年3月期第1四半期で経常益9割増となったファナック <6954> が上昇したことも日経平均の支えになっている。
個別では、14年9月中間期で営業益3割増を見込んだKOA <6999> や、14年12月期業績および配当予想を上方修正したレッグス <4286> 、東証1部銘柄に指定された小津産業 <7487> は買い気配スタート。4―6月期で営業黒字転換が伝わったOKI <6703> も高い。
半面、15年3月期第1四半期で赤字幅が拡大した芝浦メカトロニクス <6590> が売られた。第1四半期で営業益7割減の京都きもの友禅 <7615> や14年12月期の売上高予想を下方修正したキヤノン <7751> の上値は重い。子会社で不適切な会計処理が判明したタカラトミー <7867> は売り気配となった。
なお、きょうは前引け後に日本取引所グループ(JPX) <8697> など、大引け後にはNTTドコモ <9437> などが15年3月期第1四半期の決算を発表する予定。(編集担当:宮川子平)
25日の日経平均株価は前日比58円04銭高の1万5342円46銭で寄り付いた。
japan,economic
2014-07-25 09:15