iPhoneの新モデル、台湾だけでなくアジア経済に「好影響」=中国メディア

 米アップルがiPhoneの新モデルを今秋発売する見通しであることについて、中国メディアの騰訊科技は「新モデルのiPhoneはアジア経済に影響を与える存在だ」と論じた。  記事は、台湾の経済誌「商業週刊」が「アップルが台湾を救ったことは否定しようのない事実だ」と伝えたことを紹介、一方で「iPhoneで利益を得ているのは台湾企業だけでなく、アジア経済全体がiPhoneの影響を受けている」と論じた。  続けて、iPhoneの部品の多くがアジアのサプライヤーから供給されているとし、ディスプレイおよびカメラレンズ、プロセッサは台湾、日本、韓国の企業が供給または生産していると紹介した。  さらに、2013年に発売されたiPhone 5sを例に取り、カメラレンズはソニーのほか台湾の大立光電および玉晶光電が供給し、金属の筺体は台湾の可成科技および鴻海科技が供給したことを紹介。また、ディスプレイは日本のシャープとジャパンディスプレイのほか、韓国のLGが供給、フラッシュメモリーは韓国のサムスンが供給し、台湾の富士康が組み立てを行い、iPhone 5sの完成品が出来上がると伝えた。  続けて、iPhoneの新モデルの初回生産量は最高で8000万台に達すると予測されていることを伝え、台湾ではすでに半導体の生産などが急増し、特にアップルと取引のある企業が極めて良好な業績をあげていると紹介した。  また、記事は「iPhoneに部品を供給している日本企業も台湾企業と同じく利益を享受している」とし、ソニーがカメラセンサーの生産増強のために投資を行うことを紹介した。(編集担当:村山健二)(写真は騰訊科技の24日付報道の画面キャプチャ)
米アップルがiPhoneの新モデルを今秋発売する見通しであることについて、中国メディアの騰訊科技は「新モデルのiPhoneはアジア経済に影響を与える存在だ」と論じた。(写真は騰訊科技の24日付報道の画面キャプチャ)
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2014-07-25 09:45