スポット金と原油先物とも下落

 24日のスポット金は3日続落し、1カ月ぶりの安値(1287.3ドル)を付けた。中東やウクライナ情勢の緊張は高まっているものの、米国や中国、ユーロ圏の経済指標が強い内容だったことで、安全資産としての金に対する需要が後退した。米労働省が24日発表した7月19日までの週の新規失業保険申請件数は28.4万件と、2006年2月以来の低水準となった。また、好調な米企業決算を受け、ドル高及び株高が進行し、市場のリスク許容度が高まって、スポット金は1300ドルを割り込んだ。  24日のNY原油先物9月限は前日の上昇から一転、大幅な下落となった。日中安値101.87ドルだった。米国産石油製品の流入に伴い、欧州の製油所は稼働率の抑制や操業停止を余儀なくされている。また、ウクライナや中東情勢は引き続き下支え要因となっているものの、イラク産原油の供給は順調に行われている。市場では、供給に混乱が生じない限り、原油相場が持続的に上昇する可能性は低いとの見方が広がっている。(情報提供:東岳証券株式会社)
24日のスポット金は3日続落し、1カ月ぶりの安値(1287.3ドル)を付けた。中東やウクライナ情勢の緊張は高まっているものの、米国や中国、ユーロ圏の経済指標が強い内容だったことで、安全資産としての金に対する需要が後退した。
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2014-07-25 10:45