中国の不動産市場 「黄金期は終わり、淘汰と再編が進むだろう」と有識者見解=中国メディア

中国城郷建設経済研究所の陳淮所長は24日に開かれた不動産関連のフォーラムで、「不動産業界が“暴利をむさぼる業界”と言われた時代はすでに過ぎ去った」と語り、今後は業界内での淘汰・再編が進むとの見通しを示した。中国新聞社が25日付で報じた。
中国で不動産市場が冷え込み始めていることについて、記事は「不動産の販売は極めて不調であり、全土の不動産会社は厳しい局面を迎えている」と指摘した。
さらに、陳淮所長の発言として、「過去10年間、中国の不動産業界は良心的な企業だけでなく、悪質な企業も多いという“玉石混交”の状態にあり、都市間の発展の不均衡や価格の不均衡といった問題があった」、「右肩上がりで価格が上昇する時代はすでに終わった」などと伝えた。
また、中国の大手ポータルサイト「搜狐」の曾伏虎副総裁は同フォーラムで陳淮所長の見解に同意を示し、「中国政府が経済成長率の鈍化を容認する姿勢を示し、景気刺激策を急いでいないことからも、不動産市場の黄金期は終わったと言えるだろう」と語った。
そのほか陳淮所長は、今後の不動産市場における見通しとして、「淘汰が進むなかで不動産産業の質が見直される」と主張、大規模な不動産会社だけが勝ち残るのではなく、変化に適応できる企業が勝ち残るとの見解を示した。(編集担当:村山健二)(写真はイメージ。「CNSPHOTO」提供)
中国城郷建設経済研究所の陳淮所長は24日に開かれた不動産関連のフォーラムで、「不動産業界が“暴利をむさぼる業界”と言われた時代はすでに過ぎ去った」と語り、今後は業界内での淘汰・再編が進むとの見通しを示した。中国新聞社が25日付で報じた。(写真はイメージ。「CNSPHOTO」提供)
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2014-07-25 13:00