日経平均は173円高と急反発、先物主導で一段高
25日の日経平均株価は前日比173円45銭高の1万5457円87銭と3営業日ぶりに急反発し、高値で引けた。ドル・円の上昇を好感し、買いが先行。日経平均は朝方に上げ幅を100円超に拡大した。その後は手掛かり材料難に週末ということもあって高値圏でこう着したが、引けにかけて先物にまとまった買いが観測されると上げ基調を強め、一段高となった。
個別では、15年3月期第1四半期で経常益9割増のファナック <6954> が大幅高し、高値引け。日経平均プラス寄与度ランキングではトップとなった。東証1部銘柄に指定された小津産業 <7487> も急伸。国内証券による強気のリポートが観測されたクラリオン <6796> も上昇した。14年9月中間期で営業益33.5%増を計画したKOA <6999> も高い。14年6月中間期で大幅増益を確保したホクシン <7897> や、6月中間期業績予想を上方修正した大倉工業 <4221> も急騰した。
半面、15年3月期第1四半期で黒字に転じたアドバンテスト <6857> は下落。米系証券が「想定以下」と指摘していた。14年9月期第3四半期の営業益が市場予想を下回ったサイバーエージェント <4751> も売りが先行。子会社の不適切な会計処理が判明したタカラトミー <7867> も軟調。前日にストップ高を付けたセキド <9878> やテクノ・セブン <6852> などは利益確定売りに押された。(編集担当:宮川子平)
25日の日経平均株価は前日比173円45銭高の1万5457円87銭3営業日ぶりに急反発し、高値で引けた。
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2014-07-25 15:00