東洋機械の1Q営業益は42%増、自動車・スマホ向けが堅調

 25日引け後、東洋機械金属 <6210> が今3月期の第1四半期業績を開示した。  1Qの売上高は57億3600万円(前年同期比13.7%増)、営業利益は4億5100万円(同42.3%増)となったが、純利益は4億100万円(同2.8%減)に終わった。  射出成形機では、国内で設備投資需要が増加、海外では中国などでスマートフォン関連で中小型機が堅調となった。また、ダイカストマシンでは、中国を中心に自動車関連向けの需要が拡大したが、韓国IT関連向けは受注減となっている。また、利益面ではコストの低減が寄与したものの、為替差損の発生が最終減益につながっている。  同社の今後の業績見通しでは、海外で自動車関連などが堅調に推移すると見ているが、後半にかけて大口需要先であるIT・電子部品向けが需要が減速する懸念があるとしている。  9月中間期は売上高が前年同期比14.5%増の125億円、営業利益は同42.2%増の10億5000万円と大幅営業増益を予想しているものの、通期では売上高が前期比1.3%増の240億円と予想、営業利益は同1.3%減の17億7000万円と営業減益を計画している。  東洋機械の25日の終値は、37円高の638円。(編集担当:片岡利文)
 25日引け後、東洋機械金属が今3月期の第1四半期業績を開示した。
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2014-07-27 06:00